
バックギャモン(Backgammon)はアメリカや欧米で人気なボーでゲームの一つで、西洋すごろくとも呼ばれる1対1でプレイするゲームです。盤は三角形で示された24個のポイントを持ち、各プレイヤーは15個の駒を所定の場所にセットします。プレイヤーはゲームが始まるとサイコロを振りさいの目の数だけ駒を進め、最終的に自陣の所定の位置に駒をすべて戻したプレイヤーが勝利します。
バックギャモンの発祥と歴史
バックギャモンは古代メソポタミア文明の時代にさかのぼるき紀元前5世紀に発明されたともいわれる最古のボードゲームの一つです。ゲームは地域によって異なるルールや形態で遊ばれますが、最初にBackgammonという言葉が使われたのは1645年で、Baec=Back、Gamen=Gameを組み合わせて作られたといわれています。1920年代にはアメリカでダブリングが発明され、基本点を2倍に上げる選択肢が増えゲームの面白さが増しました。
バックギャモンの遊び方
ゲームを始める際はお互いの駒が所定の位置(6、8、13、24ポイント)にセットされた状態で始めます。プレイヤーは交互に2つのサイコロを投げ、出た目の合計分駒を進めます。一つの駒に全ての数を使って進めるか、それぞれの出目を2つの駒に振り当てるかはプレイヤーが選べます。この時ぞろ目が出た場合は出目の合計の2倍の数ぶん駒を進めることができます。
最終的に相手よりも早く自陣側の1-6ポイントに駒を入れることができたプレイヤーが勝利となります。勝利した際の獲得する点数は相手の駒の状態に依存し、相手の駒も相手陣の1-6ポイントに入っていれば1点、入っていなければ2点、すべてが自分側の1-12ポイントに残っていれば3点を獲得できます。これはそれぞれシングル、ギャモン、バックギャモンと呼ばれます。
勝つために知っておきたいこと
駒を動かせる和はサイコロの目に依存し、すなわち勝利も運に依存する面が多いバックギャモンですが、すべてが運任せのゲームではありません。バックギャモンの戦略としてうまく利用するべきルールには「ブロック」や「ヒット」があります。ブロックは自分の駒が2つ以上存在するポイントには相手の駒が移動できないというルールでうまく利用することで相手の行動を制限できます。またヒットではポイントに存在する相手の駒が1つのみの場合、そこに自分の駒を着地させることでその駒を取り除いて初めからスタートさせるというものです。これらにより相手の勝利を遅らせたり、自分が邪魔されたりするので戦略的に駒を進める必要があります。