バカラ(Baccarat)はカジノでプレイされるゲームの中でも最も単純なカードゲームの一つです。賭けを行う客は2枚ずつカードを持つプレイヤーとバンカーのどちらが数の合計で勝利するかを予想します。しかし単純な合計ではなく合計された数の1桁目の大小を予想します。ちなみに10と絵柄はゼロとしてカウントされ、10以上の数は一桁目しか見られないため、最大は9となります。2枚もしくはゲームの状況によっては3枚の手札の合計の1桁目がプレイヤーとバンカーどちらが大きくなるかを競います。

バカラの発祥と歴史

バカラの発祥は詳しくは分かっておらず、一説には19世紀といわれていますが、15世紀末にイタリアからフランスに紹介されたと主張する資料もあります。大金が動くカジノゲームとしてバカラは世界中のカジノやオンライン上でもプレイされています。

バカラの遊び方

ゲームは単純なバカラですが、その面白さは掛け方にあります。基本的な掛け方には「プレイヤー」(プレイヤーの勝利, player)、「バンカー」(バンカーの勝利, banker)、「タイ」(引き分け, tie)の3つがあります。

プレイヤーに賭け、プレイヤーが勝利した場合は掛けた金額の2倍を配当として得ます。一方バンカーの場合も同様ですが、通常コミッションとして5パーセントが引かれた配当になります。合計数が同じで勝負が引き分けになる予想を的中させた場合には配当は通常8倍となります。8倍だとハウスエッジが他の選択肢に比べ極端に高いため、9倍で支払うカジノも存在します。

他にもプレイヤーもしくはバンカーのカードがぞろ目になることに賭ける掛け方もあり、配当は11倍です。

勝つために知っておきたいこと

プレイヤーの期待値を掛け方ごとに計算するとは「バンカー」「プレイヤー」「タイ」の順に低くなります。言い換えるとハウスエッジは「タイ」において最も高く14.36パーセント、「プレイヤー」で1.24パーセント、「バンカー」で1.06パーセントとなります。

当然ですが、ハウスエッジがすべて正の値を取っているため、賭けをするプレイヤーは確率的に不利な立場に立っています。ただし数字からも明らかなように「タイ」は高いハウスエッジから、掛けるメリットが相対的に小さいといえます。よって賭けるならば必然的に「プレイヤー」もしくは「バンカー」に賭けるのが確率的にはより良い選択でしょう。

バカラはさまざまなオンラインカジノサイトでもプレイされており、ルールも比較的わかりやすいためぜひ挑戦してみてください。